赤ちゃんの名前、オーストラリア人たちはどんなふうに考えてるの??

今回はちょっと趣向を変えて、オーストラリア人の赤ちゃんの名づけ方について触れてみたいと思います。日本では“キラキラネーム”とも言うように、一風変わった一筋縄ではいかないような名前が増えているようですが、オーストラリア人の場合どうなのでしょう?

名前の響きと膨大な数の漢字の組み合わせから選ぶ日本人のネーミング法に比べると、英語でのネーミング法ははるかにシンプルに感じます。とくに英語での男の子の名前の種類はかなり限定的に感じます。セレブにちなんだ名前をつけたりというそのときの流行りもあるようですが、今年オーストラリアでもっともポピュラーな赤ちゃんの名前はどのようなものだったのでしょうか。ちょっと調べてみました。
・オーストラリアの赤ちゃんの名前トップ3
男の子
1位 オリバー
2位 ウィリアム
3位 ジャック

女の子
1位 シャーロット
2位 オリヴィア
3位 エヴァ

いずれもどっかで聞いたことのあるような馴染みのある名前ばかりのような気がしませんか?面白いことに、トップ3に限らず、オーストラリア人に人気の名前は100年ごとに人気のサイクルが来るという分析があり、“ウィリアム”、“ジャック”などはおよそ100年前にもポピュラーな名前だったそうです。日本では100年前の名前がまたブームになるというのはちょっと考えられませんが、その点英語の名前というのはリサイクル度が高いと言えるのかもしれません。

写真1:今のアデレードは薄紫色のジャコランダが街を染め、なかなかいい季節です。


ちなみに英語の名前で根強く人気なのは、聖書に由来する名前(ノア、ジェームスなど)で男の子の名前トップ10のうち4つがそうだと言います。また熱心なロイヤルファミリーファンという訳ではないけれども、イギリス王室にちなんだ名前(ウィリアム、ヘンリーなど)も安定的な人気を保っているようです。

子どもの健やかな成長を願って名前を選ぶのはきっとどの国でも同じだと思いますが、ネーミング法にはやはりお国柄があってなかなか興味深いものですね。


写真2:近くの公園では馬の障害物競走レースが行われていました。これは障害物を利用した汽車のディスプレイ。2歳の息子は大喜びでした。



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