初の子連れ帰国で感じた日本、“新幹線ってスバらしい”(帰国体験談

4月最後の回は、先月の帰国体験をもうすこし振り返ってみたいと思います。2歳になる手前の息子を連れての日本滞在、自分が独身時代に日本と住んでいた頃とは大分勝手が違い、それが大変でもあり、また楽しさでもありました。そのなかでも改めて実感したのが新幹線という“スター的存在”です。


>>新幹線がどんどん走っている、鉄道大国の日本

日本が世界に誇る電車といえば新幹線、オーストラリアでも“bullet train”(弾丸列車)という呼び名で知られており、子ども番組で特集されているほどです。数年前、オーストラリア人の夫が始めて日本に旅行した時も”新幹線に乗れる“とワクワクでした。そのときは京都から東京までだったのですが、京都駅に着き、切符売場を探しているとなんだか彼の様子がソワソワしています。「どうしたの?」と聞くと、

「新幹線の予約していないの?今日は電車ないかもよ?あったとしても次の電車まで時間どうやってつぶすの??」

私は一瞬、彼が何を言っているのか分かりませんでした。

ところが彼からすると新幹線に乗るには飛行機のように事前予約するのが当たり前だろうと考えていたようです。それもそのはず、オーストラリアでは主要都市を結ぶ電車があっても旅客を乗せて走る電車はアデレードシドニー間でなんと週におよそ1本(当時の彼の記憶)、事前に調べもしないで、当日その場で切符を買うなんて無謀すぎる行動ととらえていたのです。

幸い、東海道新幹線は事前予約しなくても当日券が買え、しかも15分おきに走っているので待ち時間の心配も無用でした。私にとっては当然至極なことだったのですが、夫はかなり衝撃を受けていたようです。さすが鉄道大国日本!

写真1:電車を見るのも生まれて初めての息子、駅では新幹線に目が釘づけでした。


今回の帰国でも、普段見ることのない電車にたくさん乗る機会があり、息子は毎回大興奮。アデレードでも車やバスに興味を持ち始めていたのですが、あらためて“男の子の乗り物好き”とはこんなにすごいのかと実感しました。

オーストラリアのような自動車大国に住んでいると、日本は電車やバスなど公共交通がいかに発達しているか実感します。なかでも新幹線はやっぱり花形的スター、海外の人から羨望の眼差しを向けられるのも納得です。海外から日本を訪れている観光客のなかには新幹線に乗ること自体が一種の”アトラクション”ととらえている人もいるのも、なるほどという気がします。

写真2:新幹線と並び、息子が釘づけになったのが「大相撲」、ほぼ毎日テレビに見入っていました。


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