家を新築したカップルからの体験談

リフォームのお話を今月はメインにしようと思っていたのですが、お友達のなかに家を新築したカップルがいるので、今回はその人たちの体験談をご紹介したいと思います。



アデレードから車で30分ほどの郊外に、家を新築したのは30代のダニエル夫妻、結婚2年目の共働きカップルです。結婚前にすでに家を購入していたのですが、古くなった家を壊し、いったん更地にして同じ敷地内に新しい家(3ベッドルーム)を建てる、というプロジェクトでした。住宅の建築会社が運営するモデルハウスをいくつかみて、好きなタイプの家を選んだといいます。


家の解体工事は去年の終りから始まり、およそ8カ月で新しい家がたち、現在内装もほぼ終了しているところです。ここからが、オーストラリア人のおもしろい(?)ところ。内装の作業をすべて業者に任せるのではなく、フローリング(床板をはめ込む作業)はDIY(自分たちでやること)でやることになったのです。業者さんと相談のうえで、こうした細部の交渉ができるそうです。もちろん、その作業分いくらか値段も安くできます。


週末を中心に、旦那さんのスコットが、床板を張ってゆく作業をしているそうで、スコットのお父さんが手伝ったりも
しているようです。私も始めてみたのですが、床板はクリップ式になっており、床板の周囲にあるクリップ部分をパチっとはめるとしっかり固定される仕組みになっています。ただ難しいのは、床の形に合わせて、板をカットする作業で、
ドア枠など細かいジグザグがある部分は、時間がかかって大変だといいます。

それでも、最後の仕上げを自分たちで行う夫妻は、このDIYを楽しんでやっている様子。家がすべて完成して、家具をうつし、新しい生活をスタートさせるまでもうすぐです。


ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com


写真1:玄関からリビングルーム

写真2:ドア枠の足元のジグザグ部分。寸法を図って、カットして、はめ込んで、という作業は細かくてなかなか根気のいる作業です。

写真3:真新しいキッチンのまえで、スコットさんと妻のキャシーさん