リノベーションの業者選定と実際の流れ
オーストラリアの住宅リフォーム(リノベーション)の流れですが、まずは数社から見積もりをとって、比較、検討そして1社に決めて、工事スタートという流れは日本の場合とあまり違いはありません。業者選定にあたっては、口コミ、インターネット、ローカルペーパー、などいろいろな媒体を活用します。
キッチンやバスルームについてはアデレード近郊に専門ショールームがあり、そこでディスプレイされているサンプルを見ながら、お気に入りを見つけるという方法もあります。ホームセンター大手Bunningsにも、こうしたディスプレイがあり、低予算型の人はこうしたお店を中心に見てまわることが多いようです。Bunningsには、トイレシート、浴槽といった他ではなかなかお目にかかれないものまであって、こうしたものを見てまわるのも楽しいものです。
日本とちがうと思われる点は、やはりDIYが人気のオーストラリアなので、リフォームを手がける会社でも、“DIYヘルプ”なるサービスを提供しているところもあることです。DIYプロジェクトに応じて、必要な機材、トラック、建築現場でのスチール製の足場など、個人で揃えるにはちょっと大掛かりなものをレンタルしたり、またプロからアドバイスをうけることができるサービスです。
もうひとつ、不思議に感じたことがあります。オーストラリアに限らず、英米圏ではストリート(通り)を中心に、住宅地の区分けが規則正しく番号づけられています。(そのため、あまり道に迷うことがありません。ただし、ときどき番号がとんでいたりすることもあるので注意が必要ですが)私がみたところ、同じストリートに、同じようなスタイルの家や内装であることがよくあります。こちらでは住宅を新しく建てるとき、地方自治体からの許可が必要なのですが、景観などが考慮され、こうした現象が生じているのかな、と考えたりします。
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