アデレードの”ウルトラモダンハウス”とはどんな感じ?

地震がなく、石造りの家が多いため100年以上経つ住宅がたくさん残っているアデレード、すてきな家を探そうとするとどうしてもそのような住宅ばかりに目がいってしまいますが、それとは反対に”モダンさ”を追求した新しい家も最近できています。

とくに、若い世代は、維持管理の大変な古い家より、便利で自分たちのライフスタイルに合ったモダンさを求めているよう、今回はそんなお家をご紹介しましょう。


不動産やさんが”ウルトラモダン”と称するその家は、伝統的な家が並ぶ閑静な住宅街に建っています。大きなグラスウィンドウと直線的な箱型の外観はそのなかでひときわ目立つつくり。3ベッドルームに4つのバスルームという全室オンスイート(寝室とバスルームがセット)という贅沢な間取りです。


装飾の多いデコラティブな古い家と違い、モダン系の家はきわめてシンプル。床はホワイトのピカピカタイル、壁、天井も白で統一されていて、どんなセンスの人にも受け入れられやすいスタイルとなっています。


リビング以外にも広い一室があり、こういう部屋はたいてい”ホームシアター”となっています。遮光カーテンで真っ暗にできる空間に壁一面の大スクリーン、オーストラリアならではの贅沢なお部屋の使い方です。


たいへんスタイリッシュでかっこいいこうした”ウルトラモダン”な家ですが、こうした家は今現存する築100年以上の家のように末永く愛されるのでしょうか? たとえば、70年代、80年代に建てられたと思われる住宅は、当時は最先端のデザインだったのでしょうが、奇をてらったようなデザインもあり、今ではかえって古ぼけて見えるものが時々見かけられます。人の好みはそれぞれですが、できることなら”飽きられないデザイン”の家々が、その住宅街に数多く残っていってほしいと願います。



ミセスリフォームスタイル

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写真1:
”ウルトラモダン”の外観。なかなかかっこいいと思いますが、古い家の並ぶ住宅街ではちょっと浮いた存在です。

写真2:オープン型のキッチン、美しいグラスの照明がステキです。

写真3:1階ゲストルームから望むプール。”リゾートスタイル”と呼ばれています。

写真4:キッチンからリビング方面を望んだアングル