住んでみたいですか?教会をリノベーションしたちょっと変わったおうち

商店や駅舎などの商業建物を住宅用に建て替えるリノベーションを時々オーストラリアで見かけますが、教会を住宅にしてしまうという例もあります。日本ではちょっと想像できない感覚ですが、皆さんなら住んでみたいと思うでしょうか?


今回ご紹介したい住宅は、1913年に建てられた古い教会を、個人住宅用にリノベーションしたおうち。外見はレンガ造りの教会そのもの。中に入ると吹き抜けとなっており、2、3階部分が中心となる円柱に支えられてロフトのように浮いています。従来の間取りからかなりかけ離れた造りです。


1階にはキッチン、リビングルームに2ベッドルーム。2階もテレビやソファが置かれた共有ルームとなっており、3回にマスターベッドルームがあります。これをブルーの円柱にそったスパイラル階段で行き来するのですが、起きたての寝ぼけまなこでは、グルグル目が回ってしまいそうです。


伝統的な教会にかなり思いきったリフォームをしたなと思いますが、それでも教会らしいステンドグラス、扉、天井の梁などが残されており、古いものと新しいものがうまくミックスされた不思議な空間です。ただ吹き抜けという構造は、建物を広く開放的に見せる効果があると思うのですが、“プライベート”な空間である住宅にふさわしいかどうかは、意見の別れるところではないでしょうか。


もリフォームでどこまで建物を新しく甦らせることができるか、なにができるのか、ということを考えさせてくれるなかなか貴重な例としてはたしかに面白いもの。かつては信仰の場であった建物に住んでみる、というのもめったにできるものではありません。


ミセスリフォームスタイル
http://www.mrs-reform.com

写真1: 外見はどこからみても立派な教会。お庭にはプールがあります。

写真2: おうちのど真ん中にどかーんとブルーの円柱。かなり大胆。。