レトロでクラシカル、まるで映画セットのような住宅
9月に入りましたが、日本の暑さもすこしは和らぐのでしょうか。私の住むここ南オーストラリアのアデレードでは2週間近く雨が続いていましたが、週末から急に暑くなり、今週中に27度に達するという予報も出ているほど。春を飛び越して、一気に夏になってしまうのではないかという気もします。
さて、今日はまたいかにもアデレードらしい、クラシカルな住宅がまだまだあることをご紹介したいと思います。ここは地震など大きな災害もなく、築100年以上の古い住宅がよく残っているエリアでは趣きのある家がたくさん。外観だけでなく、インテリアもまたそれに相応しく、まるで映画のセットかと思わせるほどアンティークな家具が揃えられています。
アデレードのシティ中心街から車で5分もかからない「ハイドパーク」とエリアもそのひとつ。1910年に建てられた住宅をじょうずにリフォームしていますが、インテリアのテーマはクラシカルなままです。それが特に感じられるのは、なんといってもフォーマルダイニングルーム。大理石のマントルピースに、金縁の大きな鏡、窓にステンドグラスが使われているのも素敵なかなか素敵だと思いませんか?
またベッドルームもクラシカルなまま。天井からの照明も控えめで寝室に相応しい感じがします。こちらのマントルピースには両脇に白いタイルの装飾が施されているのが目を引きます。
若い人たちは、このようなインテリアより超モダンというか、きわめてシンプルかつスタイリッシュなテーマが人気ですが、このように時代の変化を感じさせない空間に住むというのもいいですね。実際にこんな家に住んでいる人が、まだまだアデレードにいるということに驚きをいつも感じます。
ミセスリフォームスタイル
http://www.mrs-reform.com
写真2:”フォーマルダイニングルーム”はまるで映画のセットのよう。普段はリビングルームのダイニングテーブルが使われているようです。