日本とオーストラリア、物価の違いは果たしてどうでしょうか?(生活

今回は日本とオーストラリアの物価の違い、についてお話ししましょう。全般的に言って、オーストラリアのほうが物価は総じて高いと感じます。もちろん日本円とオーストラリアドルの為替レートにもよるのですが、(たとえば、1ドル=70円くらいの円高だと割安感がありますが、1ドル=100円あたりの水準だと物価は日本と同様、もしくはもっと高いという感じがします)日本から遊びに来た友だちもよく「意外と物価が高い」とよくこぼしています。

オーストラリアのほうが物価が高く感じる理由をいくつか挙げてみましょう。

・消費税に相当するGSTがすでに10%(とくに外食などすると高く感じます)
※GSTとは物品・サービス税のことです。

・デフレ続きの日本とは対照的に、90年代以降もインフレが続き、総じて物価も上昇傾向にある。
(政府の物価上昇率ターゲットは年2−3%)

・同業者間での価格競争が激しい日本に比べ、小売店も少なく競争原理が働かない。


普段よく買い物をするのはスーパーマーケットですが、これも全国展開しているス−パー系列が2社しかないため、大部分のマーケットが寡占状態になっているようです。

写真1:我が家がよく利用するのは2大スーパーのひとつ「Coles」、こちらはその野菜売り場

あと、為替レートに加えて、物価の比較が難しい要因なのが価格表示。日本では肉は100gあたりとか、野菜もパックや袋詰めでいくらと表記されることが多いですよね。オーストラリアは軒並み、キロ単位で表示なのです。スーパーのデリセクションではベーコンやハム、そして野菜や果物もほぼみな1キロあたりの値段で表示されています。(もちろん個装されたものもありますが、デリセクションで買うほうが割安です)

特に困るのは、お魚もキロ表示なのです。サーモンだと1キロ当たり35$、お刺身で食べれる高級マグロだと1キロ50ドルくらいでしょうか。日本のように切り身やパックで表示してくれると分かりやすいのですが、お魚の切り身というのはパッと見では重さがよく把握できません。気軽にサーモンを2切れ頼んだら、15ドルくらいになってびっくりした覚えがあるのですが、お魚は明らかに高いと感じます。(お肉もステーキでだいたい1キロ35ドルくらいです)

・・・と書いているうちに、けっこう長くなってしまいました。。もっと具体的な物価については回を改めてお話ししたいと思います。


写真2:すーぱーのお魚コーナー、シーフードミックスもキログラム単位です。


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