アデレードの普段のお買い物事情:セントラルマーケット編

オーストラリアも日本と同じように大手スーパーマーケットが住宅街ならどこでもみつけられますが、我が家は普通とはちょっと違ったお買い物生活をしています。毎週金曜日の夜、市中心街にあるセントラルマーケット(中央市場)に出かけ、新鮮な地元の野菜や果物を市場から直接手に入れるのです。

アデレードのセントラルマーケットは19世紀後半にオープンして以来、いまも健在です。外側の建物は赤レンガでできており、1900年に建造されたものがそのまま残っており、歴史を感じさせます。内側に、野菜、果物の専門店が何軒も連なっており、まるで日本の市場のセリのような独特な節回しで、お買い得品をお客に紹介する掛け声が絶えません。とくに、金曜日の夜は夜9時までオープンしていて、活気に満ちています。

私たちは、大型のスーツケースを毎回持ち込み、オレンジ、メロン、パイナップル、リンゴ、カボチャ、ポテト、トマト、玉ネギ、アボカドなどを、スーツケース満杯になるまで買い求めます。野菜、果物は基本的にキロ単位で価格表示され、必要なだけ購入できる量り売り形式です。日本のスーパーに比べ、かなり原始的な気がしますが、いかにも昔ながらの商売方法という感じで、楽しめます。また、お店の人とのやりとりも面白いものです。マーケットでは、ギリシャ系、インド系、中国系の人々がよく働いているのですが、私などはよく中国人と思われるのか、中国語で話しかけられ、目が点になることもよくあります。

また、マーケットの中には、ベーカリー(パン屋さん)、オリーブなどのお惣菜を売るデリ、昔ながらのお菓子屋さん、ナッツやドライフルーツを売るお店、チーズ専門店、コーヒーや紅茶の専門店、自然食品店などもあり、バラエティに富んでいます。アジア食材のお店もこのなかにあり、ここで、日本食材(お米、味噌、豆腐、納豆)などを仕入れるのも楽しみの一つです。


ミセスリフォームスタイル

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写真1:レンガ作りのセントラルマーケットの建物には
歴史を感じます。

写真2:量り売りなので、好きなだけ買うことができます。