アデレードのお買い物事情:スーパー編


今回は、オーストラリアのスーパーマーケットについてご紹介したいと思います。先進国のスーパーというのは、扱っている商品を除けば、どの国でもそんなに大きく違いは無いと思うのですが、日本のスーパーと大きく違う点が2つあると思います。ひとつは、必ずデリセクションがあることと、自動支払いマシーンが設置されていることです。

デリセクションというのは、加工肉(ベーコン、サラミ、ハム)、チーズ類、オリーブ、鶏肉、サラダ(ポテトサラダ、コールスローなど)、といった食品が量り売りされている場所です。お客さんは、番号札をとって待ち、カウンターの向う側にいる担当者に、自分が買いたい分を指示して、取り分けてもらいます。混雑時は、けっこうな列になるのですが、スーパーの担当者はあわてる様子もなく、お客さん側も辛抱強く待っています。便利だなと思うのは、ベーコンなども1枚から買えることで、我が家は2人暮らしなので量り売りで助かります。また、チーズは、フェタチーズなど日本のスーパーではちょっと珍しいチーズも安く手に入るので、なかなか面白いなと思います。

支払いも、最近、我が家の近くのスーパーでは自動支払いマシーンが登場し、お客さんが自分で買った商品をスキャンし、支払いを行うようになりました。もちろん、有人の支払いカウンターもあるのですが、品数が少なければ、自分でさっさと済ませられるので、私は毎回、この自動支払いマシーンを利用しています。現金だけでなく、銀行カードを使って現金を引き出したり、クレジットカードもサインで利用できたりするので、非常に便利なのですが、時々些細なことで機械がストップしてしまうこともあるので、やはり専属の担当者が1人、6台のマシーンを監督しています。

まだ、全てのスーパーに普及している訳ではないのですが、この自動支払いマシーンを導入したお陰で、スーパーのコスト削減は大きく進んでいるのではないかと思われます。便利といえば便利ですが、お店の人とのちょっとした会話さえなくなり、無言でスーパーに入り、無言で出てゆく、というのも少し味気ないような気がします。


ミセスリフォームスタイル

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写真1:デリセクションには、ソーセージ、ベーコンやチーズ類が多数揃っています。


写真2:自動支払いマシーンでお会計を済ませる様子です。