イースターという休日をご存じですか?

オーストラリアには、イースターという休日があるのをご存じでしょうか?日本人にはあまり馴染のない言葉ですが、イースターとは日本語で復活祭と呼ばれ、キリストの復活を祝う宗教的な祭日のことです。ちょっと変わっているのは、"春分の日の後の最初の満月の次の日曜日"というルールがあるため、毎年時期が3月から4月の間でずれるという点です。ですから、毎年、カレンダーでチェックしないといけません。

キリストの復活を記念する祝日とされていますが、もともとは北半球で春の訪れを祝う習慣が起源になっているともいわれます。ただし、オーストラリアは南半球なので、春というより秋の入り口、といった感じがします。これはクリスマスの時にも、冬ではなく真夏というように、季節感がおかしくちょっと違和感を覚えてしまったりします。

イースターのシンボルは、復活、再生の象徴としてイースターエッグと呼ばれるタマゴや、これを人々に届けるウサギが挙げられます。スーパーや街のお菓子屋さんの店頭には、
卵型やウサギをかたどったチョコレートがずらりと並び、これもちょっと日本ではなかなか見られない光景といえそうです。

普段、教育現場に宗教色はなくとも、学校で卵の殻をカラフルにペイントする工作があったり、先生が卵型の小さなチョコレートをクラスに配ったりすることがあります。

同じキリスト教のお祭りであるクリスマスは日本でもかなり普及しているのに、イースターについてはほとんど知られていないのが不思議な気がしますが、季節をめぐるお祭りの一つとして、私もこのイースターを楽しむようにしています。


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写真1:"イースターバニー(ウサギ)"を象ったお菓子です。

写真2:タマゴ型のお菓子もあります。後ろに見えるのはウサギ型のマシュマロ菓子、大きめのひとつのマシュマロでできています。