とっても素敵なステンドグラスがメインの住宅

ステンドグラスときくと、日本では教会のような特別な建物にだけ使われているものと思いませんか?でも、アデレードでは、古いスタイルの住宅の玄関や窓枠などにも使用されているのをよく見ます。一般的なのは、バラを簡略化した赤と緑のシンプルなものや、窓枠を格子状に区切って、うす紫、ブルーなど淡い色をつけたものなどです。


住宅に使用されていてもあくまで小さなスペースで、というのがほとんどなのですが、最近見つけた住宅は、なんとステンドグラスがメインといってもいいくらいの、ちょっとかわいいものでした。外観は赤茶がかった石造りに、ベランダを囲むオフホワイトの飾り縁が素敵なやや小さめの一軒家。玄関を通り抜け、モダンなリビングエリアとキッチンに入ると、窓枠を飾る幾何学模様のステンドグラスが目を引きます。私たちがこの家を見に行った時はあいにく曇り空だったのですが、晴れた日に日が差し込んだら、部屋全体に赤や青の光が反射してとてもきれいだろうと思います。

でも、この住宅の一番素晴らしい場所はリビングエリアよりも、マスターベッドルーム専用のバスルームではないかと思われます。2階に広くとられたこのバスルームは、部屋の3面におおきくステンドグラスがすえられており、バスルームというよりむしろ教会のなかのような清々しい空間です。正面には窓全面にステンドグラスがあり、部屋全体の空間を大きく支配しています。サイドには、枠部分のみ幾何学模様のステンドグラスで脇役に徹している部分、なおさら正面の主役が引き立つようなデザインとなり、この部屋に入った途端、"あっ"と思わず息を飲んでしまいました。

これはもう家の持ち主の趣味全開!なのでしょうが、この家にもし自分が住んだとしたら、きっと1日中バスルームでお風呂に入りっぱなしな生活になることは間違いないような気がします。素晴らしすぎる家を持ってしまうのも問題かもしれません。


ミセスリフォームスタイル

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写真1:通りに面した家の外観、一見ふつうのお宅なのですが、、、。

写真2:家族の生活の中心となるリビングとキッチンはこんなかんじです。

写真3:まさにリラックスするには最高のバスルーム、いったん入ると、もうここから出たくなくなります。。