だれもが子供のころ憧れた"隠れ家"あります

だれでも子どもの頃、自分だけの秘密の場所というのがありませんでしたか?私の場合は、家の近所の公園のなかのちょっと人目につかない木々の間がそうでした。自分だけが知っている、自分がその場所のあるじとなれる、そんな存在が子どもにはけっこう大事だろうと思います。子どものときはマンション暮らしだったので、“隠れ家”など夢の存在だったのですが、オーストラリアの子どもたちはどうやら違うようです。


日本と違い広い裏庭のある家で育つオーストラリアの子どもたちは、裏庭に“隠れ家”をもっている子も少なくありません。こうした子供用の小さめの家を英語では、“カビーハウス(cubby house)”と呼びます。夫の親戚の子どもたちが遊んでいるカビーハウスを見せてもらったことがあるのですが、大きさは小学生くらいの子どもがやっと立っていられるほど。私は小柄なのでなんとか中に入ることができましたが、おどらく子どもにとってはちょうどいい広さなのだろうと思います。内部には黒板がかかっていたり、台所セットがあるものもありました。女の子はこうしたカビーハウスでままごとをして遊ぶようです。


カビーハウスといっても大きさも形も様々なようです。一般的なのは家の形をしたものですが、大きな木にそなえつけられる“ツリーハウス”、ボートの形をした“ボートハウス”、また滑り台や砂場などもついた大型のものまでいろいろあります。


ちなみにこうしたカビーハウスの本場イギリスでは専門の会社まであり、『ザ・プレイハウス・カンパニー』(http://www.theplayhousecompany.co.uk/)というのですが、ここのサイトをみると、なるほど予算、規模に合わせて様々なカビーハウスがそろっており、写真を見るだけでも楽しくなります。


私はオーストラリアで初めて実物のカビーハウスを見たとき、“こんなのが裏庭にあったら、楽しいだろうな”とつくづくオーストラリアの子どもたちが羨ましくなりました。大人にとってもこうした“隠れ家”の存在って魅力的だと思いませんか?


ミセスリフォームスタイル
http://www.mrs-reform.com


写真1:これが典型的なものです。

写真2:ちょっと珍しい“ボート型”、これで海賊ごっこをするのでしょうか。

写真3:デラックス版は滑り台もついていて、公園遊具並みです。