バスルームのリフォームはどんなふうに行うの?
住宅のリフォームでポイントが高いのは、なんといってもキッチンとバスルームではないでしょうか。どちらも、日々家族が使用する空間で、しかも水周りのことがあるため、劣化も他のエリアより早く進みそうです。そんなわけで、今回はオーストラリアで、バスルームのリフォームがどう行われているのかをお話したいと思います。
日本のバスルームというと、浴槽(バスタブ)がメインですが、オーストラリアの場合はなんといってもシャワーブースです。お風呂にはいることが習慣的ではないこと、また慢性的な水不足ということから、バスタブはあってもあまり使われていないようです。また、もうひとつの大きな違いは、トイレがバスルーム内にあるタイプもけっこうあること。私は日本のせまいトイレになれているので、広いバスルームで、シャワーやバスタブと一緒にトイレもある、というのはなんとなく落ち着かないのですが、こちらの人はあまり気にならないようです。
リフォームをするポイントとしては、
・シャワーブース一式の取替え
・床および壁のタイルの張替え
(これが一番主流のようで、リフォーム効果も高いといえます)
・バスタブの設置あるいは撤去
・洗面キャビネットを一新
・照明セッティングの取替え
(例 蛍光灯から白熱灯へ)
日本のお風呂には、自動湯沸かし器等の設備がはいっていることが多いですが、オーストラリアのバスルームは、シャワーがメインなので、そういう意味では技術的にもシンプルなようです。
DIYプロジェクトを紹介するTV番組”ベター・ホーム・アンド・ガーデン”のサイトでは、リフォームを考えている人たちに次のようにアドバイスしていました。
>古いタイル等の除去は、事前に自分たちで済ましておく
>タイル、シャワートップ、鏡、シンク、などは業者に任せず、自分で購入すると安く済ませられる(オンラインショップ、個人オークションなどで、格安で手に入ることがある)
>水道業者、電気技師たちに任せるべき部分は、任せること(下手に手出ししない)
>タイル以外の壁、天井などは、自分たちでペイントすることで、コストカットできる
このように、バスルームのリフォームも、細かい部分で、自分たちでできそうなところは、自分たちでやる、という気持ちがオーストラリア人たちにはあるように感じます。
ミセスリフォームスタイル
写真1:
ステンドグラスが大きくとられたバスルーム。洗面台のシンクが2つあるのも豪勢です。
写真2:
こちらはバスタブにジャグジー機能がついているものです。