住宅地にあるちょっと素敵なアンティークショップ

住宅街を歩いていると、ときどきこじんまりとしたアンティーク屋さんを見つけることがあります。あまりお店らしい感じもないのですが、たしかに外には、「アンティーク」という昔ながらの板製の看板が路上にあり、ついつい足を踏み入れてしまいます。

ほとんどが個人経営、オーナーの趣味でやっていると思われるような小さな店で、あまり商売っけが感じられないのが特徴的です。品物は、食器、おもちゃ、本、テーブルクロスなどがほとんど。”アンティーク”というより、
ラクタ市にありそうなものたちが多くあります。でも、さすがだな、と感じたのは、6人分、8人分とそろったディナーセットで、大皿、小皿、スープ皿、コーヒーカップがそれぞれ人数分きれいにそろっているのです。これが一式あると、自宅でお客さんを呼ぶときなど、かなり重宝するのではないでしょうか。ほかにも、ブリキのおもちゃ、古いレゴブロックなどをよく見かけます。また、若かりしエリザベス女王の描かれたプレートなどがあるのも、イギリスとの深い関係を思わせてなかなか興味深く思われます。

商店街やショッピングモールにあるれっきとしたアンティーク屋さんの、敷居の高い感じとちがい、こうした住宅街にあるお店は、もっと地味で、ほんとうに古い家から掘り出してきた品々が埃をかぶりながら置かれている、というふいんきがあります。

散歩中に、思いがけなくそんなお店を発見するのも、アデレードという町の楽しみ方といえます。



ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com


写真1:これが店先に出ている看板です。

写真2:お店の入り口はこんな感じ。

写真3:これは町のアンティーク屋さんで見つけた掘り出し物。ソーサーが2つついており、大きいほうはお菓子の取り皿として使います。1客500円以下のお値打ちでした。


写真4:我が家のまえの通りには、現在オーナメント用の梅が花を咲かせています。残念ながら、実はなりません。アデレードは今春まっさかりというところです。