小さなキッチンを魅力的にみせるための工夫のいろいろ

広くて明るいオープンキッチンは、日本でもオーストラリアでも人気が有りますが、現実的にはなかなかそういうキッチンを手に入れられない人も多くいます。オーストラリアの家は、日本に比べると全体的に大きいといえますが、それでもユニット(アパート)や古い間取りの家のキッチンは、狭いものもあり、収納の悩みをもつ人も多いようです。

そこで、オーストラリアの国民的DIY番組『ベター・ホーム・アンド・ガーデン』による、小さなキッチンを魅力的に見せるための工夫のヒントをいろいろご紹介したいと思います。オーストラリア人たちはどんなところに注目しているのでしょうか?



◎キッチンの基調の色を白にする

小さなキッチンを大きくみせるもっとも効果的な色は白。キッチンキャビネット、壁、天井とすべて白で統一することで、部屋全体が明るく、なおかつ広く見えるようになります。また、白は清潔さをイメージさせるので、キッチンにもぴったりのテーマカラーといえます。(写真1)



◎収納棚、キッチンキャビネットのドアをガラス製にする

キッチンを広くみせるということは、目の錯覚をいかにうまく利用するか、ということでもあります。収納棚、キャビネットのドアをガラスにして、中をみせるようにすると、壁の奥行きが深まってみえ、その分キッチン全体が広く感じられるようになるのです。(写真2)


◎床の模様を、広めのストライプにしてみる

これも目の錯覚をねらったトリックのひとつ。床を広めのストライプ模様にすると、狭いスペースでもより広めに感じるようになります。わざわざ床板から作業しなくても、この模様のビニール床材を敷くだけでも簡単にできます。(写真3)


◎光を反射する素材(ステンレス、セラミックタイル)を活用する

部屋を広くみせるには、光を効果的に取り入れて明るくみせることも大事です。ステンレス、セラミックタイルのような光を反射する性質のある素材を、うまくつかえば照明に手をつけなくても部屋全体を明るくする効果があります。セラミックタイルはキッチンをスタイリッシュにみせるアイテムのひとつでもあります。

いかがでしょうか、日本でも使えそうなヒントもあると思いませんか?
アイディア次第で、高いお金をかけなくても、理想のキッチンに近づけそうな気がします。



ミセスリフォームスタイル

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写真1:

写真2:

写真3: