外国の赤ちゃん部屋(ナーサリー)は、とってもおしゃれ!

オーストラリアのカップルは、子どもができたことが分かると、まず赤ちゃんのための部屋を準備することを考えます。赤ちゃん用の部屋は単なる子ども部屋とはいわれず、ナーサリー(Nursery)と特別な名前で呼ばれることからも、その部屋がちょっと特別なものだということが伺えます。もともとこの単語は、Nurse(乳母)+ery(の部屋)と合成された語で、つまり、赤ちゃんを養うための場所、という意味だそうですが、転じて植物の種苗、苗木といった意味にもなります。苗木を売る専門の園芸店のことも同じようにナーサリーと呼ぶのですが、人間の赤ちゃんを養育する場と、植物の苗を育てる場をおなじ言葉で呼ぶのが、なんとも不思議な発想のような気がします。

必ずあるものは、なんといってもコットと呼ばれる柵がめぐらされた赤ちゃん用ベッド、そしてオムツ替えのための専用台(テーブル)があります。さらに、ママが寛ぐためのソファー、椅子などがおかれている場合もあります。これを機に、部屋の壁を白くペイントしなおして、新しい感じを出したり、またパステルカラーに塗って、いかにも赤ちゃんの部屋らしくすることもできます。最近では、壁用のステンシルセットがあって、ちょっとオリジナリティを出すこともできます。

また、部屋のテーマを決めるのも大きな楽しみのひとつでしょう。男の子なら、ヨット、海賊、恐竜、女の子なら、お姫様、妖精、蝶々、などが人気です。ナーサリーづくりの熱心なカップルもいれば、機能性だけを重視してあまりインテリアに凝らない現実派カップルもいますが、ナーサリーへの意気込みに、赤ちゃんを待つ親の期待度も比例しているようで、なんとも面白く思います。


ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com

写真1:オムツ替え用の台、この高さだとママにとっても便利そうです。


写真2:このように壁をキャンパスにしてしまうのも大胆な発想です。

写真3:女の子には、やはりピンクが人気。