キッチン ビフォー・アフター part2

リフォームの施工前と施工後を比べる、”ビフォー・アフター”は、オーストラリア人にも人気のテーマです。自分の家と同じような間取り、セッティングのキッチンがどのように素敵に生まれ変わっているのか、を見るのは、とても参考になるし、役にも立ちます。

今回は、そんな キッチンの”ビフォー・アフター”第2弾をお届けしましょう。

リフォームで大きな効果をあげるのは、

・全体のカラースキームを一変すること。(暗いカラーから明るいカラーへ)

・間取りの再編。(U字型、コの字型といった範囲を狭める間取りから、キッチンの中心にアイランドをもってくるオープン型にして、全体的な広さを確保する)

・照明を変える。(蛍光灯など、”作業場”的な明かりではなく、ダウンライトのような間接照明を効果的に取り入れて、モダンなイメージをつくる)

・フロア(床)部分を変更する。(暗いトーンの色の床から、明るめのトーンに変える。あるいは、対角線を強調するダイヤ形パターンなどを採用し、目の錯覚を利用して、広く見せる。キッチンは水周りなので、タイル素材を使用するのも、ポピュラー)


など、以上のような工夫があります。

オーストラリアならでは、と思うのは、朝食用など簡単に食事ができるスペースと、夕食などフォーマルに食事を頂くスペースの2つが確保されている家が多いということ。朝食用のスペースは、カウンターにスツール(背もたれのない椅子)、というのが多く、キッチンに併設されている場合がよくあります。時間のない朝は、このスペースで、コーヒーとパン(あるいはシリアル)を軽く食べて、出勤する、というのが、よく見られるパターンです。


ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com


写真1)オーク材のような木目がメインとなっているキッチンは、古い印象を与えがちです。

写真2)収納棚は白を基調とし、ライトグレーをアクセントとするだけで、モダンな感じに生まれ変わりました。ベンチトップのタイルも取り払い、白をメインにしています。


写真3)全体がコの字型となっており、狭い感じがします。


写真4)カウンターを取り払って、床面積そのものを拡張、カラーも白で統一して、新しい感じになっています。天井からのダウンライトも効果的。