20代でもマイホーム購入!積極的に家を買うオーストラリアの若いカップル

本日は、オーストラリアの人はいつごろからマイホーム購入を考えるの?ということをお話したいと思います。

日本ではよく結婚してから、あるいは子どもの誕生をきっかけにマイホーム購入を検討する人が多いと思いますが、オーストラリアは20代の若い人たちでまだ独身でも積極的に不動産購入を考えています。

原因として考えられるのは、日本と違い、オーストラリアではインフレがずっと続いており、不動産価格の値段も右肩上がりに上昇中だということ。インフレ率もこの10年でおよそ7,8パーセント近くなので、物件を購入するのが遅くなれば、それだけ実質的な負担も確実に上昇するのです。もちろん、インフレがはたらいている分、銀行に返済するローンの金利もバカになりません。まさに、”時は金なり”。早めに購入して、早めに返済する、というのが経済的自己防衛の鉄則といえます。

よくあるパターンが、まず大学を出て数年働いたところで、2000万円代の比較的やすいアパート(独身向け)を購入。自分で住んで、結婚が決まったら、今度はその物件を賃貸に出して家賃収入を得る、というケース。これくらいのお値段なら返済目処もつきやすいし、なんせオーストラリアはインフレの国。”けっして損のない投資先”として不動産は確固たる人気ぶりです。もし、この若いときに購入した物件のローン返済が済んでいれば、夫婦あるいはカップルで大きなファミリーハウスを購入するときに、これを売却して購入費に充てることもできます。

日本に比べると、かなり積極的な印象を受けますが、それもデフレで経済が停滞している日本と、インフレの続くオーストラリアの違い。どこの国でも、その状況に合わせてうまく対応することが大切なようです。



ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com

写真1:若い人が最初に購入する物件として人気なのは、安めの単身者向けアパート。シティ近くであればつねに賃貸需要があり、家賃収入を見込めます。

写真2:nabという銀行の店頭先。5000ドル(およそ40万円)以上の定期預金で、5.8パーセントの金利がつくと宣伝しています。