オーストラリアのゴルフカントリーリゾートってどんなところ?

日本では寒い日々が続いていると思いますが、ここ南半球のアデレードはクリスマスの時期も夏真っ盛り。ちょうどホリデー中に、ゴルフカントリークラブに滞在する機会があり、これもなかなか滅多にないチャンスだったのでお話したいと思います。


私たちの滞在したゴルフクラブカントリークラブは、およそアデレードから80Km離れたビクターハーバーという海岸の町にあり、ここは野生のペンギンや冬(6ー8月)にはホエールウォッチングのできる観光地として有名です。また、この地はリタイヤしたお年寄りたちが老後を過ごす土地としても人気があり、お年寄り向けの住宅がたくさんあります。


ゴルフカントリークラブは、日本のふつうのホテルのような施設で、ゴルフコースはもちろんのこと、レストランや会議場(カンファランス)、室内プールも備えたリゾートホテルのような趣きです。とくに、会員制ということもなく、お値段もお手ごろなのでファミリーでも利用しやすい宿泊施設といえます。


おもしろいと思ったのは、このカントリークラブを経営している会社が、じつは周辺の住宅開発も行っていること。カントリークラブのゲートを車で入ってゆくと、カントリークラブにいく道と、その反対側にはリタイヤメントビレッジ(定年退職した人たちが老後に住む住宅が集まっており、在宅ケアも充実しているコミュニティ)に向かう道路に分かれているのです。ですから、ここに住んでいる人はなかばリゾートホテルに住んでいるようなもので、日常的に好きなゴルフを楽しんだり、クラブにあるジムを利用したりしています。
もちろん、子供家族や孫が遊びにきても、いろいろ楽しめることでしょう。ゴルフクラブとお年寄りたちの住宅が隣接しており、とてもオープンな関係で並存している、なんだか羨ましくなるような明るいコミュニティが成立しているようでとても新鮮に感じました。


クリスマスホリデーシーズンということもありましたが、年配の人たちがとにかく楽しそうにゴルフを楽しんでいること。そして、室内プールに行くと、常連さんのような奥様グループがにぎやかにおしゃべりしながら寛いでいました。年をとっても、こうした環境のなかで健康的に、かつ自立した暮らしをできるオーストラリアのお年寄りたち。いくつになっても、人生を楽しむオーストラリア人のポジティブさがよく表れているのがこんなカントリークラブだなと感じました。


ミセスリフォームスタイル

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写真1:カントリークラブの外観。施設としては日本のホテルとおなじような客室です。ゴルフボール型のサインがかわいいです。

写真2:リゾートのバックに広がるゴルフコース、皆さんバギーで自由にまわっています。

写真3:コースを囲むようにして広がっている新興住宅。日本の規模と比べるとかなり大きめですが、大人数で宿泊するホリデーハウス(別荘)のようなタイプのものもあるのかもしれません。