室外だけど室内みたいに利用?”アウトドアエンターティメント”と呼ばれるエリアの使い方

住宅の面積が広く、裏庭もたっぷりとあるオーストラリアの家たち。ファミリーの場合、裏庭はただ芝生が延々と続き子どもたちが遊びやすいようになっている家が多いのですが、家と接している部分が”アウトドアエンターティメント”と称される半屋外のエリアになっていることも多くあります。

地面はタイルで舗装され、透明プラスティックなどで簡易な屋根がとりつけられており、雨露を凌げるようになっています。そこに、アウトドア用ダイニングセット(テーブルに椅子)が置かれ、もうひとつのダイニングエリアとなっているのです。そして例外なく、”バーベキューセット”が置かれており、これは完全にお父さんの担当分野。週末の夜など、家族や気のおけない仲間と、自宅でバーベキューというのが、絵に描いたような”オーストラリア人の理想的な休日の過ごし方”です。クリスマスが真夏の時期ということもあり、クリスマスのごちそう=(イコール)バーベキューということも珍しくありません。

ちょっとリッチなおうちなら、アウトドアキッチンも設置され、シンクやガス台なども家の外に完備。キッチンもそんなに遠くないのにぜいたくなつくりだなと感心せずにはいられません。また、アデレードは夏でも夜になるとけっこう涼しくなることもあるので火力の強いガスの暖房もついていることがあります。

アウトドアエンターティメントは、すばらしい特徴だと思うのですが、大きな欠点がひとつ。それは”蚊”です。夏に利用することが多いので、夕方から夜にかけてどうしても蚊がでてきます、あたりも一面芝生だらけなのできっとそこらじゅうにいるのでしょう。食事もすすみ、楽しい時間を過ごしていてもこの蚊には閉口します。もちろん、虫除けスプレーもあるのですが、それもあまり効果なし。家に帰ってくる頃には、足中かゆくてしょうがない、ということがよくあります。



ミセスリフォームスタイル

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写真1:家を出てすぐのアウトドアエンターティメントエリア。掃除をしなくても済むので、子どものパーティにもよく使われます。

写真2:こちらはディスプレイ用のちょっとおしゃれなもの。屋根の代わりに、日差しよけシェードがかけられ、真ん中には本物の炎が見える暖房がおかれています。