6年住んで気づいた、びっくりなオーストラリアの姿

アデレードに住んでおよそ6年になります。先進国であり、日本と同じくらいの生活水準なので、だいたいのことには驚かずに対処できていたと思うのですが、それでも暮らしてみて発見した”びっくり”がいくつかあります。


>スーパーで、購入前に製品パックを空けて使用する。
あるオーストラリア人とスーパーに行ったときのことです、その人は急に「ペンがほしいな」といって文房具コーナーへ。ボールペンが10本入ったパックを手にすると、おもむろに包装を空けてその1本を使って、メモを書き始めたのです。まだお金を支払ってないのに、お店の人から見たら万引きと思われてもおかしくないのでは!?と私は焦ったのですが。。。その人は、「あとからちゃんとお金を払うからまったく問題なし」と、私が慌ててる理由さえよく分かっていないよう。

同様の例で、スーパーで果物が量り売りになっているお店で、ご丁寧にバナナの皮が入ったビニール袋をもった男性が、自動レジの列に並んでいました。その人の後ろに並んだ私と夫、どうにもそのバナナの皮が気になります。夫がおもわず「それ、皮しか入ってないけど。。」と聞いたら、その人はなんと「ああ、食べちゃったから、皮だけでもね」なんて屈託なく言います。量り売りなんだから、皮の重さだけでも支払おうという誠意ある(?)態度なのでしょうか。。。
これはさすがに例外的だと思いますが、なんというか大雑把なのです。


>高速道路を逆走する車がいるため、「戻れ!間違った車線だぞ!」という交通標識がある。

外国からの移民が多く、車社会のオーストラリアなので、いろんな国で免許をとった人が、車を運転しています。なかには、英語がよく分かっていなかったり、オーストラリアの交通ルールをよく知らないまま運転している人がかなり多いのです。そんななかで、これはとても危険だと思うのですが、高速道路を逆走するという信じられない車が時々いるようなのです。そうした車に注意を促すのがこの標識。英語では、「Go back! Wrong way」と書かれているものです。
実際、南オーストラリアでは数年前に、タクシーが高速道路を逆走して大きな問題となりました。

私のなかでは、”タクシーの運転手さんは運転のプロ”というイメージがあったのですが、ここではどうやらそうではないようです。

ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com

写真1:「Wrong way」の標識。ただし、英語が分からない人には伝わっていないのでは、、という気もしなくもないのですが、、、。(この標識は、Go back!が省略されたバージョン)


写真2:アデレードのタクシー。ここのタクシー運転手さんの多くは、貧しい国からやってきた移民で、とりあえずの仕事として運転手をしていることが多いとか。そして、運転マナーはかなり荒いと思われています。