すてきなベッドルームの作りかた

アデレードで多くのオープンインスペクション(販売物件の公開内覧)にいくと、明らかにプロのインテリアデザイナーがコーディネートした素敵なお部屋をたくさん見ることができます。そのなかでも、参考にしたい点が多かったのが寝室、ベッドルームです。ベッドルームは”眠る”という明らかな目的がある部屋で、部屋が小さくてもいろいろアイディアを取り入れやすいと感じました。

では、ポイントごとにご紹介してゆきましょう。


◎ベッドルームの目的は睡眠のひと言に尽きる。
ベッドルームの目的は、リラックスして睡眠をとること、このひと言に尽きます。ですから、コンピューター用デスク、本棚、テレビなどはほとんど置かれていません。大きな家具はダブルベッド以上のベッドだけ。ときどき、腰の高さ程度の収納ダンス(木製)があることもありますが、高さが低いためあまり圧迫感はありません。


◎シンメトリー(左右対称)が部屋のデザインの基本
西洋のデザインの特徴としてシンメトリー(左右対称)が重んじられていますが、ベッドルームはまさにその典型。部屋の中央にベッドが置かれ、左右に小さなベッドサイドテーブルとベッドサイドランプ。間接照明をうまく活かしているのも、リラックスした空間作りに役立っています。


◎ベッドの枕・クッションの数は、その家のゴージャスさに比例
寝るためには、枕ひとつで十分なのに、左右にふたつずつ枕が置かれていることがよくあります。壁に寄りかかって本を読んだりするときのクッションにするらしいのですが、ひとつでも十分じゃない?なんて思ったりします。さらに、ゴージャスなおうちほど、枕の数も増えてゆくという不思議な法則を発見。枕ではなく、豪華な布地のクッションということもあります。インテリアデコレーションの一部なのでしょうが、枕が3層もつらなっていると、毎回寝るたびに不要な枕をどけるのもやっかいなのでは!?と思います。しかも、その枕たちをどこに置いておくのが正しいマナーなのでしょうか?床に放りだしておくのもなんだし、ベッドの足元側においておいてもいずれ床に落ちそうだし。。。


よく考えてみると、ちゃんとしたホテルはみなこのルールに沿って、お部屋のデザインがされているみたいです。洗いたてての清潔なシーツに包まれ、余計な刺激のない空間で十分な睡眠をとる、というのはじつは普段の生活のなかでもとても重要なことだと考えます。



ミセスリフォームスタイル

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写真1:高級感あふれるベッドルーム、枕は左右2つずつ置かれています。


写真2:スタイリッシュな壁紙がフューチャーされたお部屋。枕(クッション)の置き方も斬新です。このティストはいかにも女性らしいと感じます。