実体験レポ!オーストラリアでの出産体験

私事ながら、先月23日に男の子を出産しました。初産を海外で、というのは自分にとってもまったく未知のことでしたが、今回はこの体験をつづってみたいと思います。
私の場合、38週に入ったばかりの日の深夜にとつぜん破水、そのまま病院に即直行という慌しいものだったので、通常とはちょっと違うかもしれませんがなかなか貴重な経験でした。
午前3時に病院につくと、すぐに分娩室入り。日本の病院のような分娩台というものはなく、部屋にはやや大きめのベッド(上半身部分が可動式のもの)があるだけ。ただ、おもしろいなと思ったのは、分娩室にバスルームが備わっており、トイレだけでなくシャワーも好きなだけ浴びれるという点でした。温水のシャワーを浴びるのは陣痛を和らげる効果があるそうです。
また、オーストラリアでは夫の立会いが圧倒的に主流です。夫の立会いに対して渋るような発言をすると、“夫婦間になにか問題でも!?”というようなリアクションを受けました。カップルで一体となって出産というイベントを迎える、という意識が強いようです。そんなわけで、夫は、音楽をかける準備をしたり、飲み物を用意したりと大忙し。

この間、陣痛はどんどんすすみ生まれるときが近づいている、という時点でじつはまだ産科医が到着していませんでした。当直の助産婦さん2人と夫の3人に見守ってもらいながら、お医者さんが現れたのは終盤の30分ほど。いくら深夜突然のお産とはいえ、もう少し早く来てくれてもいいんじゃない?なんて考える余裕がでてきたのはもちろん全てが終わってからでした。

もうひとつ“えっ!?”と思ったのが夫の立会いに際し、妊婦の腰から下を隠すカバーやシートがいっさい無かった事です。これは出産が予想以上に早くすすみ助産婦さんたちも慌てていたのか、それともこれがスタンダードなのかよく分かりませんが、やはり日本人の感覚としてはちょっと抵抗を覚える感じが否めません。(ちなみに夫はこれが普通だと言っていますが、どうなのでしょうか。。)

なにはともあれ、無事に生まれてきてくれたという安堵感と喜びは何ごとにも勝ります。あたらしい家族を向かえ、私のアデレードでの生活もまた今までとは違ったものになることでしょう。今後とも、どうぞよろしくお願いします!

ミセスリフォームスタイル

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写真1:病院の分娩室はいたってシンプルでした。

写真2:2500gで誕生したわが子、アレックスです。