大人も楽しめる!アデレードのこどもの日フェスティバルは日本の文化を楽しく紹介!

シドニーメルボルンほど大きくはないのですが、アデレードにも日本人コミュニティがあり、日本人会、日豪友好団体などが中心となって活動しています。なかでも年に一度の「こどもの日フェスティバル」はもっとも大きなイベントのひとつといえます。

公立小学校の敷地を、5月第1日曜日に借りきってこのフェスティバルは行われます。日本の縁日のおまつりのように、食べものの屋台がでたり、書道やいけばなの作品が展示される、手作り感溢れるお祭りです。

折り紙や書道などは比較的ポピュラーなのですが、ちょっと変わったものとしては、日本刺繍の同好会、居合い術のデモンストレーションなどがあり、どちらも日本人よりもオーストラリア人の参加者が目立つほどです。こういった一芸に深くはまり込んでいるオーストラリア人は、並みの日本人より技術も知識も立派なもので、なかなか太刀打ちできるものではありません。。

このフェスティバルには、アデレード在住の日本人、日本に興味のあるオーストラリア人など様々ですが、日本人とオーストラリア人のハーフで生まれてきた子どもたちも多く参加していて、その成長ぶりをみるのもなかなか面白いものです。英語でお母さんに甘えながら、柔道着を着ている小さな男の子、ピンクの生地にキラキラのラメがはいった”浴衣ドレス”なるものを着ている女の子。いずれも、海外で育っている日系の子どもたちの姿です。

そんな日本人の血を引いた子どもたちも、海外で育つとどうしても日本語に苦労します。そこで、このフェスティバルでも大人気だったのが、「巨大カルタゲーム」です。タタミ1畳分の大きな絵札が、地面に並べられ、読み手が英語で絵札に描かれた内容を読み上げます。すると、参加している子どもたちが、その絵札に向かって猛ダッシュ!日本のカルタとは少し違いますが、ゲームの楽しさは万国共通。こうやって少しづつでも日本語に慣れる工夫がなされています。

こうしたアトラクションは、すべてボランティアの人たちのおかげで成り立っていますが、留学生としてアデレードに来ている学生さんたちも多くいます。海外で日本の文化を紹介する場に、こうして参加するのもなかなか貴重な体験となっているようです。



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写真1:こちらは盆栽の展示コーナー。陽気なブラジルのお兄さんが、盆栽の深遠な世界について語ってくれるのも、海外ならでは、、ということでしょうか。BONSAIは、アデレードでも専門店があるくらいです。

写真2:巨大カルタゲーム」で遊んでいる風景。

写真3:こちらが絵札。桃太郎は”ピーチボーイ”となるのでしょうか。