エレガンス?あるいは究極の成り金主義?? アデレードにまたまた豪邸発見!!

アデレードで、オープンインスペクション(販売物件の公開内覧)巡りをするようになってもう4年近く。かなり豪華な家も見てきましたが、上にはまた上があるものだと、あらためて実感させられるような、ゴージャスなお家がありました。


ちょっとした丘に位置する住宅街、まわりは広いけど、ちょっと古い一軒家が多いエリアです。通りから見ると、ちょっと分かりにくいのですが、ホワイトっぽい石造りの家、まるで19世紀のお金持ちが建てたような外観でした。さぞかし、年代モノの住宅なのだろうと思いきや、なんと2003年に建てられた家だそうで、じつにうまくクラシカルな感じを醸し出した造りになっています。1775平方メートルの敷地内におよそ520平方メートルの住宅(1階建てです)、とてもゆとりのある空間です。


まるで映画館のロビーのように広いフォーマルラウンジエリア(約100平方メートル)が家の中心となっており、ファミリールームというより、ビジネスの接待にむしろ向いてそう。ベットルームが4つですが、現オーナーはうち2部屋をホームオフィスとして使用しています。さらに、奥に進むと、約9メートルの回廊エリアがあり、間取り図では”ギャラリー”と称されています。これだけの空間であれば、たしかに大きな絵画を飾るのにも十分な広さといえるでしょう。


そして地下にはもちろん”ワインセーラー”ルームがあるのですが、なんと専用の油圧リフトが備えつけられています。ワインセーラールームのちょうど真上に一見戸棚らしきものがあります。扉をひらくと、なんと油圧リフトがあり、ここにワインが入ったボックスを置けば、後は油圧リフトで地下階に下ろせるようになっているのです。こんな設備がある個人宅は、私も始めてで、びっくりしました。。


このようにゴージャス感あふれるお家なのですが、販売方法がオークションというのもびっくりです。億単位のものを口頭のオークションで取引するなんて、なんて豪快なんでしょうか。小心者の私には、たとえ10万円単位のものでも、気が引けてしまいます。


居住用にしては、買い手がなかなか見つからないのでは、などと思っていましたが、8月末のオークションでしっかり落札されたようです。いったいどのような人が、この家に住むことになるのでしょうか??ちょっと気になるところではあります。。


ミセスリフォームスタイル

http://www.mrs-reform.com

写真1:ちょっと個人宅とは思えないような外観。

写真2:まるで庭園のような裏庭。ガーデンスタイルの結婚式なんかが
似合いそうです。

写真3:お仕事の接待で、お客様をもてなすのにも十分なラウンジエリア。

写真4:アウトドアエリアも、広々ととられています。