公園デビュー?オーストラリアの公園は、小さい子に優しい工夫がされてます

アデレードは10月の第2週目からサマータイムとなり日本との時差は1時間半に、夕方は7時過ぎまで明るいほど日が伸びてみました。これから夏に向けて過ごしやすい季節になりますが、最近日本人ママのグループに参加していわゆる“公園デビュー”を果たしました。これまで見慣れてきた公園もいざ6ヶ月の乳児を抱いて出かけてみると、また違った世界に見えるから不思議です。


オーストラリアで“公園”といえばまずだだっ広い芝生の広場のイメージですが、子どもが遊べる遊具施設がある場所はさらに“プレイグラウンド”と呼ばれています。プレイグランドはしっかり柵で囲まれており、小さな子が勝手にどこかに行ってしまわないように工夫がされています。


また、遊具はいずれも、木材やプラスティックがメインでできており、昔見かけたような鉄製のものはほとんどありません。ブランコの手すりにもゴムチューブがはめてあって子どもの手に握りやすいようになっています。カラフルで見た目もきれいですが、ほとんどが“幼児向け”のようです。


そして一番の特長はなんといっても地面に木材チップが敷き詰められていて、転んだりしても擦り傷ができにくいようになっています。さらに、木材チップだと地べたに座り込んでも、洋服があまり汚れないというメリットがあることも最近発見しました。


“安全性”が最優先されているのは分かりますが、滑り台も低く、小学生にはもう物足りないような気もしなくもありません。私が子どものことは、滑り台ももっと高く、スリルのある遊具がもっとあったように感じます。しかし、夫いわく「もし子どもが怪我でもして、親から訴えられたら大変だから、ここまで安全対策されているんだ」とのこと。これも訴訟社会の一面ということでしょうか。小学校の校庭の遊具も“高学年の子はこんなので遊ばないんじゃないの?”というものばかりです。子どもが小さいうちはいいのですが、、、公園にもそのお国柄が表れているようで面白いといえば面白いのですが、ちょっと複雑な気もします。


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写真1:カラフルな遊戯施設です。


写真2:地面に敷き詰められた木材チップ。