ガレージセールで不要品大放出!

日本でも「フリーマーケット」がずいぶん盛んですが、オーストラリアでは家の中に不要品がたまってきたり、粗大ゴミを一気に片付けたりすると、“ガレージセール”を開いて、安値で売ってしまおうとします。先日我が家ではおなじ敷地内に住んでいるご近所さんたち3軒と一緒に合同ガレージセールをひらきました。売るものは古着、古本、使わなくなった子ども用品や家具などです。


宣伝方法はいたってシンプル。交通量の多い幹線道路に「ガレージセールやってます」というダンボール広告を数箇所おいて、ドライバーの注意をひくようにします。日曜日の午前9時ごろからひらいたのですが、犬の散歩途中の人、子どものスポーツイベントで送り迎えのお父さんお母さんなど、朝からけっこういろんな人が立ち寄っていました。といってもひやかしの人がほとんど、でもガレージセールやっているほうも元々“そのまま捨てるくらいなら、少しでもお金に変えて、、”という気分なのでむしろお客さんと世間話をして楽しんでいます。“天気もいいし、売れてもよし、売れなくてもよし”というような気分でいるほうがストレス無くいれます。


売ることにむしろ精を出しているのは、お向かいさんのお宅のウィリアム君(12歳)。売ったお金がそのままおこずかいになるらしく、とても巧妙な“セールストーク”でお客さんの気をひいています。英語では敬語なるものがないので、子どもでも大人と対等に話しやすいのが大きな特徴、彼はこれをフルに活用して商談(?)をすすめているようです。


我が家の夫マイケルは、得意のバルーンメイキング(細長い風船を、プードルや剣、花などの形にするもの)で客引きをします。これをもちろん“タダ”で子どもたちに手渡すのです。いわく“風船ひとつでも子どもにプレゼントされると、親は”なんか買おうかな“という気になる”のだとか。。その作戦が効いているのかどうかはともかく、いいコミュニケーションのきっかけにはなったようです。


お昼前には来る人もまばらとなり、各自おひらきということになりました。売れ残ったものも多くありましたが、なにより近所の人たちと数時間おしゃべりしながら楽しく過ごせたのが、一番の収穫だったかもしれません。


ミセスリフォームスタイル
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写真1:“バルーン(風船)”で、客を引こうとする夫と、ウィリアム君の妹シャーロットちゃん。


写真2:ウィリアム君(緑色のTシャツ)は、古くなったオモチャをたくさん売って、お小遣い稼ぎをしていました。