ワイン好きにはたまらない?南オーストラリアにはワイナリーがたくさん!

ケアンズシドニーメルボルンなど東海岸の都市に比べ、アデレードの日本での知名度はいまひとつ。日本からの直行便が無いということもあるかもしれません。ガイドブックを見てもあまり詳しい情報が載っておらず、「どんなところなの?」とよく聞かれます。たしかに観光地として有名なところではありませんが、その土地ならではの良さ、楽しみがあります。それは何といっても“ワイナリー巡り”。実は南オーストラリア州は有数のワイン生産地で、アデレードから車で1時間もいくと、広大なワイナリー地域にゆくことができるのです。


ワイン好きのオーストラリア人はよく車でこうしたワイナリー地域にゆき、数々のワイナリーを訪れてティスティング(試飲)を楽しみ、気に入ったワインを見つけるとダース(箱、12瓶入り)で購入しています。ワイナリーはほぼ年中無休でオープンしており、スタッフが笑顔で迎えてくれます。そしてティスティングは無料!試飲とはいえグラスの5分の1ほどついでくれるので、お酒に弱い人は3、4種類も試飲するとお酒が回ってふらふらしてしまうほどです。


飲みきれなかったり、味がおきに召さなかった場合は、あらかじめ用意されているカップにワインを注いでグラスを空けるのがエチケット。無料だからと言って、無理に飲み干すのは野暮というものと心得ましょう。


ティスティングの流れとしては、スパークリング(発泡のもの)、白、ロゼ、赤とすすみ、デザートワインへ、となります。でも、すべて試飲しなくても、自分の好きなものだけでOK。白、赤といってもまたいろんな種類があるので、そのワイナリー全てのワインをその場で試すのはほぼ無理でしょう。スタッフも気軽にいろいろ注いでくれて、世間話などで盛り上がります。おしつけがましいセールストークも無いので、リラックスできるのも、大きな魅力の一つ。



週末にワイナリー巡り。お金もそれほどかけず、優雅に楽しめるアデレードならではの過ごし方のひとつと言えます。



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写真1: ワイナリーエリアには広大なブドウ畑が延々と続きます。こんななかをサイクリングするのもまたとても気持ちが良いものです。


写真2:「Black Sheep」というワイナリーの建物の前、階段の真ん中で黒い羊(ブラックシープ)がお出迎え。