なかなか見ることができない南オーストラリア州総督公邸が一般公開!

今年も最後のブログとなりました。一年の終わりを飾るなにか晴れやかな話題を、と思っていたところ、最近南オーストラリア州の総督公邸が一般公開されるということで行ってきました。


普段はなかなか見れない政府高官の公邸、1年に1回一般公開されるこの日はちょっとしたお祭りムードで華やぎます。
総督というのは日本では耳慣れない言葉ですが、イギリス国王の代理とされるいわば名誉職。政治的な実権はないようですが、外国からの来賓を迎えたり、数々のイベントでスピーチを行うなどの任務があります。公邸は市街地近くですが、広大な庭に囲まれており、町の喧騒からは程遠く感じます。


外見は白のシンプルな建物の2階建て。(公開されているのは1階のみ。2階は総督家族のプライベートエリアのようです)この日はボランティアの人が多く働いており、古いレトロなコスチュームでお出迎えしてくれたり、各部屋ごとに説明をしてくれる人たちもいます。公邸中央にある玄関から入ると、昔のイギリス王妃の肖像画がお出迎え。あらためて、オーストラリアとイギリスは深いつながりがあることを知らされます。左右には応接室があり、グランドピアノもあります、ここで音楽会を開くこともあるのでしょう。また、奥には古い本が並ぶライブラリー(書斎)も。広間を通って、奥に入ると細長いダイニングルームがあり、ここで歓迎会などが催されるようです。最近ではアメリカのヒラリー国務長官を迎えたことで話題になっていました。


芝生のお庭で、警察音楽隊の演奏を楽しんでから、帰ろうとしたところ、ちょうど後ろから黒塗りの高級車が。車の先頭には南オーストラリア州の州旗がたっており、車を運転している人は総督その人であることが一目瞭然!訪問者たちに気軽に手を振りながら、道路に出てゆかれました。こんな立派なお住まいに住んでいるので“お供の人も連れずにおひとりで!?”と一瞬思ったのですが、なにごともフランクでカジュアルなお国柄。“今日は公開日で家にもいれないし、外でゆっくりしよう”という気分なのでしょうか。なにぶん政治家であれ、名誉職にある人であれ、変に気取ったり、垣根のないところがこの国のいいところです。


今年は新しい家族を迎え、クリスマスホリデー期間中も家でのんびりし、新年を迎えようと思っています。日本の皆様はどんなクリスマス、お正月を迎えられることでしょうか。来年もちょっと珍しい海外の住宅事情や、暮らしのことなどをお伝えしたいと思います。一年間ご愛読ありがとうございました。


みなさま、よいお年をお迎えください。

そして来年もよろしくお願い致します。


ミセスリフォームスタイル
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写真1: 総督公邸の外観。青い空に白い建物がよく映えます。

写真2:玄関でゲストを迎える、イギリスの王妃の肖像画。すてきです。

写真3:応接室にはシャンデリアも。広い空間にはシャンデリアがよく似合います。

写真4:広間ではこんなコスチュームで写真をとっている人も。。

写真5:今年も1年ありがとうございました。