ミニ蒸気機関車が走る公園で!個性的なオーストラリアのキッズバース

先日、ちょっと面白いバースデーパーティにご招待されたのでお話したいと思います。夫の学生時代の友人の子ども、5歳になるハリソン君のお誕生日会です。ハリソン君は生まれつき足が弱く車椅子の生活ですが、アタマの回転は速いとてもスマートな男の子、そしてとても妹思いのお兄ちゃんでもあります。


なんとお誕生日会の場所が、ミニ蒸気機関車の走る公園だというのでとても楽しみでした。今まで聞いたこともないような公園だったのですが、それもそのはず。運営はすべてボランティア頼みで、月に2日しかオープンしないというのですから知らない人が多いのも当然です。場所は住宅街のただ中にあり、入り口のサインもとても控えめ、この商売っ気のなさがなんともオーストラリア的だなと思います。


ミニ蒸気機関車はほんとうに大人がまたがってやっと乗れるほどの小さなものですが、園内をせっせと走る姿に子どもたちはもう大喜び!最初は「たいしたことないんじゃない」と思っていてもいざ乗ってみると、子どものように心がうきうきしてしまうのはさすが機関車の魔法です。


園内ではお誕生日会をひらいているグループがいくつかあり、ハリソン君のグループもテーブルにケーキが出され、お友だちたちが集まっていました。野外で自分たちで好きな食べ物を用意してそれぞれに集まる、このスタイルはまさにオーストラリアのお誕生日会そのものです。


さて、機関車を動かしているボランティアさんを見渡せば、皆さんかなりご高齢の様子。おそらく昔から電車好きで、とにかく電車が動いているのをみているだけでも幸せなのでしょう。そして売店でお茶やお菓子を売っているおばあさんたちはどうやらその奥さんたちのようです。旦那さんたちの趣味にお付き合いしつつ、売店で世間話をしているお婆さんたち、、そんな人たちの温かい手作り感がこの公園のなによりの魅力でした。


ミセスリフォームスタイル
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写真1: ハリソンくんの誕生日会エリア、真ん中の帽子かぶってテーブルに向かっている人がお父さんのアンドリューさん。まめまめしく動いてました。

写真2:こんなカップケーキのディスプレイもかわいいですね。

写真3:ミニ蒸気機関車が通りマース!!

写真4:園内には大きな池もあり、こんな大きな船のラジコンが浮かんでいたりします、これを操作しているのもかなり年配の立派なお爺さんたちでした。