オーストラリアで実感する子育てのいろいろ

オーストラリアで育児をしていると、日本人の常識や考え方とはちがうなあと感じることもいろいろ。今回はそんな雑感を綴ってみたいと思います。


体罰はぜったいにNO!
しつけの面でもっとも違いを感じるのは体罰に対する考え方。日本では学校で教師による体罰がニュースになったりしていますが、体罰に関しては親であれ手をあげるのはNGと考えるオーストラリア人からするとまったく理解しがたいことだと思います。私自身ふりかえってみると、小さいときしつけとして親に叩かれたりした記憶があるのですが、それもオージーの夫からすると信じがたいことだと言います。“なんであれ、親が子どもにてをあげるのはぜったい許されない。子どもにとっては恐怖心が煽られるだけで、結局暴力を肯定することにつながるから”という考えが強くあるようです。

というわけで、オーストラリア人の親は、とにかく小さい子どもでもなにか間違ったことをすると、「やめなさい、だって○○でしょ」と理由をかならずつけて子どもを諭そうとします。相手が幼い子どもでもきちんと因果関係を話す、というのがなんとも英語的だなあと感じます。



・食生活が心配。。
日本を離れて生活してみて、いかに日本が食文化に恵まれた国であるかを実感しますが、とくに子どもを持ってからますますその感を強くしました。なにしろ、飲み物ひとつとっても炭酸飲料が全盛のお国、ペットボトルのお茶ですらお砂糖たっぷりで、甘くないものといったら水くらいしかありません。もっともポピュラーな離乳食がなんとカスタード(!)だったり、学校へ持っていくお弁当の中身にポテトチップスが入っていたり。。。オーストラリアでは子どもの肥満が大きな問題になっているのですが、まず食生活を見直したほうがいいんじゃないと思う部分がけっこうあります。


オーストラリアでの子育て、自分が育った環境とはまったく違うので戸惑うこともこれからたくさん出てきそうな気がします。そんな戸惑いや驚きもまた、育児の醍醐味なのかもしれません。


ミセスリフォームスタイル
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写真1:1歳3ヶ月になった我が家の息子、ハイハイが大好きでまだまだ歩く気配がありません。。


写真2: 甘いもの、といえばこのカラフルなお砂糖フレークもポピュラーで、オーストラリア人のお母さんは食パンにうすくマーガリンを塗ってその上にこのフレークをパラパラふったものをよく朝食やスナック代わりに子どもにあげています。きれいでかわいいんですけどね、、、。