春はもうすぐそこ、我が家のガーデンをご案内します!

日本は毎日暑さの厳しい日々だと思いますが、私の住むオーストラリアのアデレードは冬の一番寒い時期がまさに終わりつつある頃といえます。まさに北半球と南半球で季節が真逆であることをもっとも実感できる時期ですが、今回は我が家のガーデンの様子をご紹介しましょう。


我が家のアウトドアエリアはもともとタイルで舗装されており、フェンス周りに少しだけ土があり、バラなどが生えていました。このタイルで舗装されたエリアの部分に大きなプラスティックシートを敷いて、“庭らしくしたい!”と思ったのが4年前。シートの上に近くの共有地の土や、コンポスト生ごみからできた堆肥を少しずつまきながら、手探りで“庭”を作ってきました。


リビングルームから緑が見れるようにしたかったので、まず生命力の強そうな雑草(?)らしきつる性の常緑植物を植えてみました。つぎに、このアデレード近辺では、カラーリリー(よくブライダルで花嫁さんが持つ直線的でスタイリッシュな白いお花です)が丘陵地帯で雑草のように群生しているのを見つけ、何株かとってきて庭に植えたりしました。


プラスティックシートの上に土をかけたとはいえ、そんなに深くもないのでどれだけ植物が根付くか、未知数だったのですが、ここ数年でしっかり根付いたようで毎年青々とした芽を出して出てきます。昨年は前庭で繁殖しすぎたラベンダーを植えてみたのですが、これもしっかりと根付き、紫の花を咲かせています。土の深さは10センチにも満たないような浅さなのですが、植物のもつ生命力には恐れ入るばかり。。


この手作り“ガーデン”ですが、夏は40度を超えるアデレードの猛暑には勝てず、すべて枯れ果てて茶色いだけの土に戻ります。でも夏が終わり、秋から冬にかけて毎年新しい芽が出てきて、どんどん育ってゆく様子は冬の楽しみでもあるのです。8月、9月は白いカラーリリー、11月からは庭のバラが咲き始め、ほぼ6か月ほど咲き続け人の目を楽しませてくれます。また10月、11月ごろは“ジャコランダ”と呼ばれる南アフリカ原産の花が満開に。ジャコランダは樹木に小さな紫色の花をたくさんつけ、まるで日本の桜のように街路樹として通りを染め上げるのです。
季節こそ日本とは真逆ですが、ここアデレードならではのガーデニングや花々たちもまた生活の楽しみのひとつです。


ミセスリフォームスタイル
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写真1: 我が家のガーデンの様子、手前の長細い蕾はカラーリリー。真ん中に茂っているのはラベンダーです。


写真2:庭に咲いたカラーリリー。切り花として室内に飾りたいといつも思うのですが、やはり土の中から生えている様子がもっともきれいだなという気もして、なかなかお部屋に飾ることができません。。