アデレードでもおしゃれ住宅街、ノーウッドエリアのハウス

オーストラリアで5番目に大きな都市といわれているアデレード、住めば住むほどその土地の奥深さが見えてきます。いろんなエリアの住宅をオープンインスペクション(販売物件の内覧)で見てきて思うのは、住宅地ごとに似たようなスタイルの家が多いということ。あるエリアでは明るいベージュ色のサンドストーン(砂岩)で作られたクラシカルなお家が多く、またあるエリアではそろいもそろって家の前に大きなベランダをもうけたバンガロータイプが多かったり、様々です。近接したエリアなのにスタイルが違うというのは面白いと思います。


イギリス文化を感じさせる伝統的な住宅もあれば、モダンなおうちが多いエリアもあります。今回はおしゃれなお店やカフェが多く、とくにモダンな住宅が多いノーウッドと呼ばれるエリアのおうちをご紹介しましょう。


外観は、サンドストーンと赤いレンガと屋根が美しく調和した住宅ですが、中は大規模にリフォームされて、とてもモダン。リビングとキッチンもオープンスペースでピカピカです。このように一見昔ながらの住宅だけど、なかは住む人のライフスタイルに合わせて新しくなっているというのは、アデレードでも最もポピュラーな住宅のスタイルだと思います。住宅自体は1910年に建てられらものですが、家の中にいるとそんな歴史は感じられません。


とくに目を引いたのは、住宅とフェンスのあいだの空間にデッキングを使って、小さなアウトドアエリアを作っているところです。建物とフェンスの間はたいてい日当たりも悪く、デッドスペースとなっていることが多いのですが、デッキングのおかげで天候に左右されず、なおかつメンテナンスも楽な空間に。このセンス、なかなか素敵だと思いませんか?



ミセスリフォームスタイル
http://www.mrs-reform.com

写真1: サンドストーンに、レンガの煙突、白いフェンスは、いかにも昔ながらの住宅スタイルです。


写真2:広くて開放的なリビングと、アイランドベンチのあるキッチン、お庭も広すぎず、お手入れも楽そう。

写真3:住宅自体とフェンスの間をデッドスペースを、デッキングを大胆に使用してモダンなガーデンに作り変えています。リビングから眺めても、気持ちの良いガーデンエリアに。

写真4:バスルームも、レンガや天井からのライト照明のおかげでとてもオシャレ!