南半球アデレードと『黒田官兵衛』、意外な共通点とは？？？

こんにちは、約1か月の帰国を経て南半球アデレード（オーストラリア）に戻ってきました。
3月末のアデレード、長かった夏がようやく終わり、やっと秋の気配を感じるいい季節になっています。初めての子連れ帰国で体験したよもやま話は後ほど改めてご報告するとして、今回は少し変わりダネを。。。

時代劇好きの身としては毎年のＮＨＫ大河ドラマが気になるところなのですが、今年の主役は黒田官兵衛、姫路城と縁の深い人物です。そこでピンとくるものがありました。じつはアデレードは姫路市と姉妹都市提携をしており、“Himeji”という地名には親近感があるのです。

アデレードには姫路市との関係をよく表した、「Himeji Garden（ヒメジ・ガーデン）」と呼ばれる日本式庭園が市内にあり、隠れた名所スポットともなっています。

写真１：「Himeji Garden（ヒメジ・ガーデン）」のエントランス（入口）です。

1982年にアデレードと姫路市の友好を記念して造られたこの庭園は、実際日本から造園のプロが派遣されてつくられたそうで、山水と枯山水のふたつのスタイルが見事に再現されています。

写真２：大きな池の周りで遊んでいるオージー親子。池にはメダカ、カメ、鯉などが住んでいます。

西洋の庭園スタイルとは大きく異なる独自の美意識が感じられる日本庭園、都会の喧騒から逃れたいときにはうってつけの場所です。また池に住むいろんな生物を観察できるという意味でも子連れで楽しめるスポットといえます。

写真３：石碑には“姫路まで8050Km”と書かれています、遠いーですね。。日本は。。。

じつはこの姫路ガーデン、結婚式を終えた新郎新婦たちが写真を撮る場所としても人気。気候も文化もまったく異なるアデレードにあるこの日本庭園にエキゾティックな魅力を感じているのでしょう。”姫路”がつなぐ意外な共通点、アデレードの姫路ガーデンは派手な観光スポットという訳ではありませんが、在住日本人にとってはどこか故郷を思い出させてくれる大切な場所です。

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