オーストラリアの定番料理!冬はやっぱり“サンデーロースト”です!

6月下旬といえば、南半球アデレードは真冬でやっぱり寒い!!雪が降るほどではありませんが、家のつくりも大雑把なせいか、ドアや窓からの隙間風が多くて、底冷えするように感じる日々です。地元の老人会では、“クリスマスディナー・イン・ジューン(6月のクリスマスディナー)”というイベントがあるほどで、真冬のこの時期こそクリスマス気分に相応しい、という声が聞こえてきそうです。


食事もやはり温かいものが恋しい時期ですが、オーストラリアでは“サンデー・ロースト”という言葉があるほど、週末の日曜日に自宅でじっくりロースト料理を作るという習慣があります。もともとイギリスの習慣らしいのですが、その昔、家で飼っているニワトリを一羽つぶして、ゆっくり時間のとれる日曜日にローストし、余ったロースト肉はサンドイッチの具にしたり、鶏がらでじっくりスープを煮出したり、と二次利用もできるローストは至極便利なご馳走だったのではないかと思われます。


そして我が家でも冬ならではのご馳走として、週末に“サンデー・ロースト”をするのが恒例です。以前ご紹介したように、スーパーで出来合いのローストチキンもまるごと1羽分手軽に買えるのですが、自宅でローストするときは、野菜もふんだんに並べて、一度に料理できます。お肉は、ビーフ、ポークも人気ですが、我が家はラム肉が定番です。

写真1:ガラス製オーブンでじっくり小一時間ほどローストします。


ポークだと肉自体淡泊で、ビーフだと肉としての旨みはあっても硬くなりがち、その点ラム肉だと、柔らかくてしかも旨みのある赤肉ローストで、とてもリッチ感があります。

写真2:ざっくり肉厚にカットして、ローストしたポテトやかぼちゃと一緒にグレービーシースで頂きます。

ちなみにこの“サンデー・ロースト”を作るのは、男の料理として夫に一任しています。肉にあらかじめ切れ目を入れ、塩コショウをしてオリーブオイルを塗り、野菜もざっくりと切ってオーブンをセットするだけ。シンプルこの上ないのですが、焼き上がったローストの塊肉をカットするのはやはり一家の主であるだんな様に、、、とこんな時だけおだててみますが、当人もまんざらでない様子。“家族に肉を取り分ける”というのは、かくも意味深い行為なんだと実感します。


同じくローストされた野菜も、柔らかくて、甘みが凝縮され格別の美味しさです。ジャガイモ、カボチャ、そしてニンジンなどがいつもの定番、野菜も一緒にたくさん食べれるので、じつはなかなかの健康食ではないかとも思います。


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