オーストラリアでバイリンガル環境、幼児の言葉の習得はなかなか興味

我が家の息子も2歳3か月となり、言葉がだんだん増えてきました。息子は母親が日本人、父親がオーストラリア人でオーストラリア育ちというバイリンガル家庭です。と書くと、子どもは自然と日本語と英語のバイリンガルになってゆくように思われるかもしれませんが、現実はそれほど単純ではありません。

まず赤ちゃんの頃から二か国語の環境なので、現在のところ言葉の習得も英語日本語ともにスローです。とはいえ、2歳検診で小児科の先生に診てもらったところ、最低限の言葉(ダディ、マミィ、バイバイなど)は出てきているので、別段特に心配することはないと言われてほっとしました。

この時期、なかなか言葉が出ていなかったり、極端に人見知りするといったことがあると、聴覚の問題や自閉症の疑いも考えられるそうなので、「まぁ、男の子だし、言葉もゆっくりなんだろう」と思い、気長に付き合うつもりです。


写真1:近所の図書館のなかにあるトイライブラリーにて。玩具を借りられるので便利です。


ところで先日、ちょっと面白い例に遭遇しました。2歳の日本人の男の子が、

“こっちにきないで”(こないで)と、公園でさかんに叫んでいるのです。

「こっちに来(き)て」の否定形なので、“き”ないで、というふうに覚えたのでしょう。まだ舌足らずながら、一生懸命に叫んでいるのがかわいらしく、思わず微笑んでしまう光景でした。そして、「こうやって言葉を学んでゆくんだなあ」ということをしみじみと実感したのです。


それから数日後、今度はオーストラリア人の幼児が面白い言い間違いをしているのに出会いました。それは、

“Go me(私のところに来てと言いたいのですが、私のところに行って、という言い方になっています。)”

というのです。正確には
“Come to me”

なのですが、”来る(Come)“と”行く(Go)“がごっちゃになっているようで区別がついていないようです。英語ネイティブの子どもも、最初はこんなふうに間違えながら喋るんだということが私には新鮮な驚きでした。これもママに一生懸命、「ゴー・ミー、ゴー・ミー」と幼児が叫んでいるのが可愛くて、見飽きないなあと感じました。

写真2:新しくオープンしたカフェに、さっそくお父さんと偵察に。。。


日本語でも英語でも最初はみんなこんなふうに、間違えたり、変な言い回しをしながら習得していくんだなあと、リアルに教えてくれた例です。うちの息子は単語がポツポツで始めたくらいなので、こんな言い間違いもまだまだ先だと思いますが、どんな迷言・珍言が飛び出すか、今から楽しみです。


ミセスリフォーム
http://www.mrs-reform.com