オーストラリア・アデレードで見つけた”美味しいもの”たち

全般的に食に関しては、オーストラリアより日本のほうが圧倒的に恵まれており、季節ごとの美味しいものを魚介類など含めたくさん食べれると思っています。でも、オーストラリアに8年近く住んでみると、オーストラリアならではの美味しいものに出会うこともあります。日本ではちょっとお目にかかれない、そんな美味しいものとは何でしょうか?


・タイ風フィッシュケーキ
英語では、魚の練り物(はんぺん、ちくわ、かまぼこなど)を”フィッシュケーキ”(魚のケーキ!?)と呼んでいます。日本人の感覚からすると違和感を覚えるのですが、元々の食文化にないものなので他の表現が思いつかないのでしょう。こちらのお魚屋さんで売られている”タイ風フィッシュケーキ”は練り物というより、魚肉ハンバーグといったほうが良いものなのですが、これがけっこう美味しいのです。

写真1:”タイ風フィッシュケーキはフライパンでハンバーグの要領で焼くだけ、簡単メニューです。(4個で1000円ほど)

メインは鮭のすり身に、エビやイカなどが入っており、タイ風というだけにコリアンダーが入っているのが特徴。見た目はハンバーグそのものな感じです。これをフライパンで焼くだけ。キッチンも汚さず、すぐに食卓に出せる簡単時短メニューです。エスニック風にスィートサワーソースをかけてもいいし、和風にお醤油でも美味しい。またマヨネーズをかけても鮭と相性が良く、食が進みます。コリアンダーのみじん切りをたくさん振りかけると、よりエスニックな味になります。



七面鳥のスモークハム
日本で七面鳥はあまりお馴染みの食材ではないと思うのですが、味が淡泊な鶏肉といった感じです。ある日、お肉屋さんからなんだかすごくいい匂いがすると思って、ふらふらと立ち寄ったところに出てきたのが、この燻製室から出したばかりの七面鳥のスモークハム。骨付きで30センチちかくあるのですが、この豪快さもちょっと日本では見たことがありません。
写真2:艶やかな色合いのスモークハム。お肉のうまみがぎっしりと凝縮されています。

大きな骨付きハム1本で、だいたい1000円前後のお値段。ただし、キログラムあたり○ドルという計算の仕方で骨が重い分、食べる分は見た目より少なく感じます。でもどういうわけか、このお肉屋さんのスモークハムは中身がとてもジューシーで柔らかく、良くスーパーで売られているような安いハムのパサつき感がまったくありません。とても上質なお肉を食べている気分になり、今までのハムに対するイメージが180度変わってしまいました。ブロック状にカットしてビールのおつまみにもいいし、薄くスライスしてサンドイッチの具にしても美味しいです。


オーストラリアといえば、オージービーフくらいしか出てこない、、なんてことはありませんか?オージービーフももちろん美味しいのですが、アジアやヨーロッパからの移民も多く、世界のいろんな味覚が身近に楽しめる環境でもあるのです。


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