アデレードに“ロイヤル・ショー”がやってきた!

9月の南オーストラリア・アデレードは日本でいえば、ちょうど4月ごろ。桜に似たアーモンドの花が咲き、春到来を告げています。そんな9月のアデレードの風物詩が、“ロイヤル・アデレード・ショー”という1年に1度のイベント、子どもたちに大人気のお祭りです。


このショーは、もともと南オーストラリア州農畜産物品評会として出発している歴史がああり、1840年に初めて開催されました。本来は、羊毛、小麦、チーズといった産品が出展されていたそうです。そのため現在のショーも、観覧車など遊園地のような乗り物のアトラクションもありますが、牛、羊、豚などの品評会が並行して行われるなど、本来の姿がまだまだ残っています。


写真1:ショーの入り口で、回転式オルガン(?)を演奏するおじさん


子どもたちに人気なのは、やはり動物関係。子豚のレースや、乳牛の乳しぼり体験、小動物たちと触れ合えるミニ動物園などは子どもたちで大盛況です。


写真2:家畜をこんな近くで見れるのも、ロイヤルショーならでは。。。


会場には競馬場もあり、馬のレースも行われたりします。こんなところにはイギリス文化の影響を強く感じます。

写真3:青空がきもちいい競馬場では、息子も何が行われるのか興味津々です。


もうひとつ、このロイヤルショーに欠かせないのが、“ショーバッグ”と呼ばれる、いわばお楽しみ袋。本来は、ショー参加企業が販促用に配っていたサンプルなどが入っていたバッグなのですが、今ではすっかり子供をターゲットにした“商品”に。メインはチョコレートなどのお菓子、それに食玩のようなオモチャです。

大人から見れば大したことはないグッズばかりなのですが、子どもたちは真剣そのもの。今年はどこの会社のショーバッグが狙い目か、新聞記事にもなっていたほどです。ショーバッグも様々な種類がありますが、値段は100円程度のものから3000円以上のものまで。子どもたちが高いショーバッグを欲しがり、親と揉めているシーンもよく見ますが、1年に1度しかないチャンスだから、、というのが子どもたちの気持ちを刺激してやまないようです。


このショーは1週間ほどの短いものですが、このショーが巡ってくると、“これから、夏がやってくるなあ”という実感が湧いてきます。


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