オーストラリアのバスルームいろいろ

オーストラリアと日本の家、機能性の面で大きな違いがあるのはなんといってもバスルームだと思います。バスルームというと日本では 『浴室』とよくいわれお風呂とほぼイコールですがオーストラリアの場合、4タイプあります。

・バスタブ(浴槽)、シャワーブース、トイレ
・バスタブ(浴槽)、シャワーブース
・シャワーブース、トイレ
・シャワーブースのみ


このように、メインはシャワーであり、浴槽がついてない物件もよくあります。バスタブがあってもお風呂の習慣がないので、まったく使用されていないということもあります。とくにオーストラリアは、恒常的に旱魃、水不足が社会的にも大きな問題なので、大きな浴槽にお湯を満たしてお風呂に入る、というのはちょっと良心が痛むような思いも感じてしまいます。


日本ではお風呂に自動湯沸かし器も一般的ですが、もちろんそんなハイテクなものはなく、お湯と水の出るタブがあるだけのいたってシンプルなものが主流です。


一般的なファミリー用ハウスには、たいてい2つのバスルームがある、というのも大きな違いでしょう。ひとつは、メインベッドルーム(夫婦用の寝室)にオンスイートとして備わっている夫婦専用のシャワールーム、そしてもうひとつ、共用エリアにあるバスタブとシャワーのある家族用バスルームです。ここでもオトナ(親)とコドモ(子)の線引きがしっかりひかれているのが面白いところだなと感じます。



ちなみに、日本人の私がどうしても受け入れられないのが、バスタブのすぐ横にトイレがついているタイプ。こっちの人はバスタブをあまり使わないから気にならないのかもしれませんが、トイレとお風呂は一緒にしてほしくない!!と、このタイプのバスルームをみるたびに叫びたいような気がしてしまいます。




ミセスリフォームスタイル

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写真1:我が家のバスルームは、バスタブ(浴槽)とシャワーブースのタイプ。床はタイル張りなので掃除は楽です。(洗面台とシャワーブース)

写真2:我が家のバスルームの浴槽、日本のサイズと比べるとけっこう大きい。私としては、半分のサイズでいいので少量のお湯でお風呂を楽しみたいのですが。。。

写真3:こちらはちょっとゴージャスなバスルームのシャワー。シャワーヘッドが2つあって、ふたり同時にシャワーが浴びられます。右手に見えるシルバーのものはタオルウォーマーで、タオルをかけておくとほどよい温かさにあたためてくれます。