間取り、間取り、オーストラリアの家の間取りを徹底比較!

今までオーストラリアのすてきな住宅を多くご紹介してきましたが、間取り図をあまりお見せすることができていませんでした。そこで、今回は間取り図に注目してみたいと思います。百聞は一見にしかず、といいますが、間取り図を見ることでより具体的にイメージがわくのではないでしょうか。


例その1:アデレードの典型的なおうち
アデレードの典型的なファミリーハウスの間取りがこちら。玄関(Entry)を入ってすぐに、ベッドルームが続きます。廊下を進んで、リビングルーム(Family)、ダイニング(Meal)、キッチンと家族の共有スペースに。手前のLounge(ラウンジ)とあるのは、いわゆる応接室ですが、こちらではよくフォーマルダイニングルームとして、重厚なテーブルセットが置かれていることがよくあります。しかし、普段の食事は、よりカジュアルなダイニング(Meal)でなされています。
Library(ライブラリー)は書斎とでもいいますか、壁一面がビルトインの本棚になっていることが多いです。



例その2:都会派カップルに多い“デュプレックス”型住宅

“デュプレックス”とは、一見ひとつの住宅に見えるのですが、真ん中が大きな壁で仕切られている2軒の家のことです。居住空間が細長くなってしまうのですが、土地の有効活用としてシティ近郊エリアに多く見られ、カップル2人で住んでいる割合が高いといえます。こちら2階建てで、左が1階、右が2階の間取りです。1階にガレージ(駐車場)、スタディ(寝室としても利用可能なやや小さめの部屋)、リビングとキッチンなど共有スペース、2階がベッドルームというプライベートエリアとなっています。2階のENSとはオンスイート、つまりベッドルームに付属したバスルーム(シャワーとトイレ)で、このベッドルームが主寝室(マスターベッドルーム)となります。



例その3:とんでもない豪邸の一例

広大な豪邸は間取りもとても複雑で、目がチカチカしてしまうほど。よくまあ、こんなにというくらいいろいろなお部屋があり、それはそれで興味深いものです。こちら左が1階、右側が2階の間取り図。まず一番驚いたのは、このおうちのオーナーは大変なクルマ好きであろうことが伺える、クルマエリアです。室内に車4台分のガレージ(駐車場:注、図の左下)を有し、さらに洗車室(ガソリンスタンドにあるような洗車マシーンがあります)。ついでに、ガレージ内にあるTurn Table(ターンテーブル)とは、日本語では転車台と訳され、よくバスのターミナルで見かけるものです。私は日本ではバスターミナルでしか見たことがありません。こんな大がかりな機械をわざわざ自宅に設置しているのははじめて見ました。(しかも、どうしても必要とも思えない代物なのですが。。。)
1階にはほかにも、Rumpus/billiard Room(ビリヤードルーム)、温水プール部屋など、もはや住宅というより、娯楽尽くし。ベッドルームは1階に2つ、2階に4つとなっています。また、
1階にはStudy/Officeとあるのですが、こちらはホームオフィスとして利用されているようです。


間取りで見るオーストラリアの家、というのもなかなか面白いと思いませんか?



ミセスリフォームスタイル
http://www.mrs-reform.com