“自宅にプール”、憧れとその実態をよーく考えてみると。。。

日本は連日暑い日が続いているようですが、夏休みシーズンということでプールは大賑わいのようです。水遊びは子どもたちも大好き、オーストラリアでも夏は公園の幼児プールはいつも人がいっぱいになります。でも土地が広く、大きなファミリーハウスがたくさんあるオーストラリアでは、自宅にプールがあるというのも珍しいことではありません。そこで今回はちょっと変わりダネな“おうちプール”をご紹介しましょう。


写真1:家の外観は伝統的なバンガローハウス、前庭もかなり広くとられています。


“自宅にプールがある”といえば、多くの人は庭にある野外プールのことと考えます。でもなかには年中使えるよう室内温水プールを自宅に作ってしまう人もいるのです。これはちょっと日本人にはなかなか無い発想ですよね。日本ならジムのプールで、というのはまず普通の人が考えることだと思います。

写真2:スタイリッシュなプールは高級ホテルにいるみたい。。

なかなかステキですが、とはいえ自宅にプールを持つことのデメリットは、維持メインテナンスが本当に大変、お金も相当かかるということ。室内プールだと温水を維持するのに電気代がかなりかかるでしょうし、もともと恒常的な水不足に悩むオーストラリアでは水道代の高さが普通に生活していても感じさせられます。プールを満たすほどお水となると、いったいどれくらいになるのでしょうか。さらにお掃除の手間もかかることでしょう。


また水を循環させるポンプのメインテナンスや消毒剤などなど、地味にさまざまな出費が重なります。筆者の友人で、常夏クィーンズランドに念願のプール付きマイホームを手に入れた人も、「プールを使ったのは、最初の2,3回くらいでだんだん掃除とか面倒くさくなってきた、いまはほとんど使っていない」と言っていたことがあります。


こう考えてみると、“自宅にプール”というのは憧れとしてはよいとしても、なかなか現実的には難しいのかもしれません。


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