日本とオーストラリア、食文化に関して戸惑うこととは?? 子ども編

海外在住者が口を揃えて言うのは、「やっぱり食事は日本に限るよね」。日本人ママ同士でも帰国すると聞くとかならず「美味しいものたくさん食べてこれるね」という一言がでます。日本に住んでいると当たり前すぎてなかなか気づきにくいことかもしれませんが、食文化のレベルは日本はやっぱり世界有数だと思います。それを強烈に痛感するのがオーストラリアと日本の食文化の違いを実感するとき、とくに子どもの食事に関してはいろいろ思うところがあります。


>食事にソフトドリンク(炭酸飲料)が当たり前!?

日本では食事にはお茶もしくはお水が常識ですが、オーストラリアでは小さな子どもにも食事中にソフトドリンク(炭酸飲料)を飲ませることが多く、最初かなり戸惑いました。私の感覚ではジュースはおやつに、、というイメージなのですが、パーティーなどでは子どもにコーラー、スプライト(オーストラリアではレモネードと呼びます)などがずらっと。。ちなみに水も、水だけでは味が無くてつまらない、、ということで“コーディアル”と呼ばれるシロップもスーパーではどこでも売っています。これがまた赤、緑、黄色といかにも着色料という感じで日本人にはショックです。。。

写真1:スーパーのプライベートブランドのコーディアルたち。


>レストランのキッズメニューが残念。。。

家族でたまにはレストランで食事という場合はどうでしょう。日本ではファミレスなどお子さまメニューが充実しており、栄養バランスの考えられた食事ができます。オーストラリアのレストラン(主にパブと呼ばれるオーストラリアのもっとも典型的な外食のお店)にもお子さまメニューがあるのですが、その中身がまた日本人としてはびっくりしてしまいます。

・チキンナゲットとフライドポテト
ハンバーガーとフライドポテト
・フィッシュアンドチップス(白身魚のフライとフライドポテト)

などなど、、揚げ物メインで栄養バランスもなにもありません。。ご飯を主食にという考えがない分、フライドポテトが主役級にどかっと盛られてきますが、なんとも胃がもたれそうなものばかり。。。これも親としてはこういうスタイルに慣れてほしくないなあと思わずにいられません。

写真2:子ども用に揚げ物オンリーというのもどうかと思うのですが。。

日本のような大人のものを取り分けるという発想はなく、子どもは子どもで別オーダーが基本。日本のファミレスのように子連れだとちゃんと子ども用のお皿とスプーンやフォークを用意してくれる気の利いたサービスもありません。


お国柄といえばそれまでですが、やはりこうした体験を日常的にすると、“やっぱり食文化は日本が一番”と感じることが多いのが本音です。

昨年は和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたというニュースが話題になりましたが、そういう豊かな食文化のなかで育つことがじつは大変な幸せなのではないか、そんなことも海外にいると感じることがあります。


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